卒業制作 中間発表
2015年6月16日、今年度の卒業制作の中間発表(企画段階でのプレゼンテーション)が行われました。
映像・アニメ専攻のすべての講師や助手の前で、自分の卒業制作の企画について説明します。
各先生から厳しいツッコミを受けつつ、自分の考えを述べていきます。
色んなことを言われて混乱もするでしょうが、これを通じて、自分が本当にやりたいことは何なのか、自分の企画の魅力はなんなのか、自分自身でも不明確になってしまっていたものを、もう一度取り戻します。
その上で、講師からのダメ出しや助言を自分のなかで取捨選択し、企画を最終的に練り直し、制作に入っていくのです。
昨年度は、全作実写映像だったので、この企画プレゼンは前期の終盤7月に実施されました。夏休みにクランクインできるギリギリのタイミング。
今年は、一転して全員ペーパーアニメーションで制作。1分の動画で500枚近くの作画が必要となりますから、6分の作品なら3000枚近く描かないといけません。とうぜん実写以上に時間がかかりますので、夏休みから描き始めていたら間に合いません。そこで、前倒しにして6月に実施することになりました。
企画書とキャラクター設定、イメージ絵コンテを提示しながら、一人ひとり必死で説明をします。プレゼン自体はまだ下手ながら、各自の個性の光る企画が集まりました。
先生方も「これ、ちゃんとできたらきっとおもろい!」と期待するからこそ、根本部分から細部に至るまで、きっちりと詰めていきます。
学生たちは、急いで指摘された部分を修正しながら、絵コンテを仕上げ、いよいよ作画に入っていきます。これでもギリギリのスケジュール、がんばれ!
どんな出来になるのか、本当に楽しみです。